2023年1月23日月曜日

フッ素は用法・容量を守りましょう

こんにちは。武蔵小金井の三浦歯科医院 院長の三浦です。

皆さまは今年の抱負は決めましたか?

「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、

何事もはじめが肝心。


まだゆっくりしていたい気持ちも

あるかもしれませんが、

しっかりと検診を受けて、

むし歯や歯周病の早期発見・治療に努めましょう!



さて、皆さまは歯磨きの際に、

どのような歯磨き粉を使っていらっしゃるでしょうか?


「フッ素配合」と書かれている歯磨き粉を

お使いの方も多いかと思います。


フッ素は

・エナメル質の修復を促進

・歯の質を強化

・菌の働きを弱める

といった働きでむし歯の発生と進行を防ぐメリットがあります。



今回、以下の合同学会にてフッ素の使用量がアップデートされましたので

ご案内いたします。


・日本口腔衛生学会

・日本小児歯科学会

・日本歯科保存学会

・日本老年歯科医学会





大きく変わった点といたしましては

6歳~14歳の使用量です。


以前は歯ブラシの半分ほど、約1cm程度を推奨していましたが、

今回の変更で15歳以上と同じ約2cm程度、

つまり歯ブラシ全体に付けることを推奨しております。


そして、推奨フッ化物濃度も1000ppmFから1500ppmFに

アップデートされました。



因みに

2歳までのお子さんは、1000ppmFで1~2mm程度、

3~5歳のお子さんは、1000ppmFで5mm程度 です。



海外では5000ppmFなど、より高濃度の物を使っており、

その有効性も知られておりますが、

現在、厚労省が認可しているものを使用する場合は

この量が必要とのことです。



また、歯磨き後はごく少量の水でゆすぎ、

フッ素をお口の中に長く滞在させることが重要です。



フッ素の用法・容量を正しく守って

予防を続けていきましょう。


特に小さいお子さんの場合、

誤って大量に食べたり飲み込んだりしないよう

保管場所に気をつけるだけでなく

使用量についても十分に気を配ってください。



 

 

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三浦歯科医院
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