こんにちは。武蔵小金井の三浦歯科医院 院長の三浦です。
皆さまは今年の抱負は決めましたか?
「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、
何事もはじめが肝心。
まだゆっくりしていたい気持ちも
あるかもしれませんが、
しっかりと検診を受けて、
むし歯や歯周病の早期発見・治療に努めましょう!
さて、皆さまは歯磨きの際に、
どのような歯磨き粉を使っていらっしゃるでしょうか?
「フッ素配合」と書かれている歯磨き粉を
お使いの方も多いかと思います。
フッ素は
・エナメル質の修復を促進
・歯の質を強化
・菌の働きを弱める
といった働きでむし歯の発生と進行を防ぐメリットがあります。
今回、以下の合同学会にてフッ素の使用量がアップデートされましたので
ご案内いたします。
・日本口腔衛生学会
・日本小児歯科学会
・日本歯科保存学会
・日本老年歯科医学会
大きく変わった点といたしましては
6歳~14歳の使用量です。
以前は歯ブラシの半分ほど、約1cm程度を推奨していましたが、
今回の変更で15歳以上と同じ約2cm程度、
つまり歯ブラシ全体に付けることを推奨しております。
そして、推奨フッ化物濃度も1000ppmFから1500ppmFに
アップデートされました。
因みに
2歳までのお子さんは、1000ppmFで1~2mm程度、
3~5歳のお子さんは、1000ppmFで5mm程度 です。
海外では5000ppmFなど、より高濃度の物を使っており、
その有効性も知られておりますが、
現在、厚労省が認可しているものを使用する場合は
この量が必要とのことです。
また、歯磨き後はごく少量の水でゆすぎ、
フッ素をお口の中に長く滞在させることが重要です。
フッ素の用法・容量を正しく守って
予防を続けていきましょう。
特に小さいお子さんの場合、
誤って大量に食べたり飲み込んだりしないよう
保管場所に気をつけるだけでなく
使用量についても十分に気を配ってください。
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