2021年8月20日金曜日

歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使っています

 こんにちは。武蔵小金井の三浦歯科医院 院長の三浦です。

 

最近は歯医者さんでも顕微鏡を使用しているところが多くなりましたが、

どのくらい拡大することができるかご存知ですか?

 

一万円札を見てみると、10000の下に線があるのが分かります。



ところが、これを顕微鏡で拡大すると、




肉眼ではただの線に見える部分に細かく文字が書かれているのが分かるかと思います。

 

このように拡大してよく見ることによって、

治療の際に必要最小限だけ悪いところを取って、

なるべく歯を残す治療が可能となります。

 

メンテナンスの際も、歯石の取り残しを避ける事ができます。

 

当院では全ての診療台に顕微鏡を設置し、

院長だけでなく、歯科衛生士も歯科用顕微鏡を

使いこなせるよう、第一人者の秋山勝彦先生から

100 時間以上の研修を受けております。




ところで、この顕微鏡には二通りの使い方があります。

 

それは直視法ミラー法です。

 

直視法は視野が広く、はっきりと見ることが出来ます。


一方で、動く範囲の広い顕微鏡でないと、

直接見える場所が限られてしまいます。

慣れてくると9割方は直視法で見ることが出来ます。

 

 


ミラー法はどの顕微鏡でも使うことが出来ますが、

見える範囲が限られており、画像も逆向きとなります。


視野がミラーの範囲内のみとなり、

ミラー内の動きも逆方向となってしまいます。

 

例えば、高速道路をバックでルームミラーを見ながら

運転出来る人はなかなかいないと思います。

 

このことからも、直視法がより安全性が高いことは明らかで、

眼科でも顕微鏡を使用する際は必ず直視法で手術を行っています。

 

歯科の場合は、どうしても影になってしまう部分がありますので、

ミラー法も使いますが、なるべく直視法で治療を行っています。



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三浦歯科医院
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